加西市 地図

播磨の風土と人が醸す、心に響く純米酒づくり

播磨の國・加西市。
都会でもなければ山深い奥地でもなく、大きく開けた播州平野の中心に位置する田園地帯。
歴史と未来の調和が織りなすこの町には、古くからの歴史と未来に夢を託す豊かな自然があります。
その町の南西の端、山ふところにある善防川の流れに沿った美しい自然郷が富久錦のふるさとです。
ここで育つ酒米と気候風土で、私たちの蔵にしかできない純米酒を醸します。

地域×哲学×味わい=富久錦

お酒の味わいは、それを醸す哲学から生まれ、哲学はその地域と密接につながる

地酒は、地域の色を映すことが魅力の一つ。
その地域だからこそできる、米と水などの原料、気温や天候などに合った発酵、食や生活習慣に馴染む味わい、それらが融合してその地でしか醸せないお酒が地酒だと私たちは思います。
私たちは加西市の土や風、雨や太陽の恵みを酒にすべく、地域の方と協働しながら唯一無二の仕事を目指しています。
そして、のどかな播州平野の風景をそのままに、清々しく透明感のある空気と田舎ならではの農業的な味わいのする、私たちにしか醸せないお酒を造ることが私たちの使命です。

地域

暖かく穏やかな気候、酒米のためのテロワール
播州平野航空写真

播磨平野ならではの農業

 
山田錦に代表される酒米は、穏やかな天候の播州平野だからこそできるこの地域特有の特長です。
兵庫県加西市は、播州平野のなかでは山間部ではなく平野部にあります。
私たちの地域はこの立地条件を活用しのびのびと大きく土地を使い風が抜ける稲作農業をしています。
そして石灰質系のミネラルが豊富な豊かな土質、ため池が多く点在する豊富な水量とキレイな水質による酒米づくりを行っています。
若い契約農家さんたちと早生、中生、晩生の3段階で長期で酒米栽培する独自の契約栽培によって持続可能な農業を目指しています。

 

哲学

微生物の特性と本能によりそう

「富久錦流生酛造り」

 
山田錦はもちろんのこと、山田錦が誕生する80年以上前に活躍していた酒米を復活させ、改良によって誕生した新しい酒米を加えて、播州の気候風土にあった品種の酒米を5種以上育てています。
それらの酒米のそれぞれの特長を生かせる酒造りの手法が、私たちが現在取り組んでいる「富久錦流生もと造り」。
品種の特長を最大限に表現できるこの酒造りの方法は、この地域の気候と兵庫県で古から活用されて生きた生もと造りを使ったものです。
この地を表現できる酒を造るために私たちは独自の発酵理論によってお酒を醸しています

生酛造り

味わい

お料理をより輝かせ、相乗効果を引き出す

食とお酒

播州の食に合うお酒

 
兵庫県は南から北まで土地が大きく気候などの環境が違います。私たちは兵庫県南部に位置しますが、南にいくと瀬戸内海までは20㎞くらい、北には山や高原が広がり、その間にある広大な平地です。
食は海のものも山のものも活用できる地域で、醤油は関西では有名な産地の龍野のうすくち醤油文化です。あっさりとした瀬戸内の魚介、キノコや鶏などのたんぱくな食材が豊かで素材の味をいかした料理の地域と言えます。
その食を引き立てる私たちのお酒は、濃厚ではなく透明感のある旨みの中に軽快な酸を感じられ、余韻はさっと引いていく、播州の食に合ったお酒を目指しています。

富久錦の酒造り

 
風土米を育てる

 

米は気候風土と熱き想いで育ちます。
契約農家さんと語り、時には酒を酌み交わし、私たちの酒造りに適した酒米を、農家さんと一緒になって育てています。
地元加西市の米だけで造る私たちの酒こそ清の地酒だと自負して。

風土米を育てる

 
手造りだからできること

 

米の育つ環境も酒を造る環境も年々違います。
酒造りは臨機応変の繰り返し。
ひとつひとつ状態を見て目に見えない主役たちと対話します。
人間の感覚と感性なくしてはできないのが酒造り。

手造りだからできること

 
米だけで醸す

 

日本酒とは本来、米と水だけで醸すもの。
私たちは、永年培われてきた技と知恵で純米酒だけを造り続けます。
加西市で育てた素晴らしい酒米のそれぞれの味わいを感じていただくために。

米だけで醸す

 
先人の英知に挑む

 

江戸時代から伝わる古式醸造法を知って、日本酒の奥深さと壮大さに感嘆しました。
世界に例を見ない複雑で繊細な発酵技術、昔の人はなぜ分析もせずこれを操れたのか。私たちはその答えが見つかるまで挑戦し続けます。

英知に挑む

 
料理あっての酒

 

お酒は料理あって生きるもの。
酒の肴という言葉があるように、酒と料理はお互いを引き立てあいます。
派手さや珍しさだけでなく、はやりに流されないずっと愛されるお酒でありたいと考えます。

料理あっての酒